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ベシカ・ピシス〜Vesica Piscis〜
ベシカ・ピシス(Vesica Piscis)とは
ベシカ・ピシスは、同じ大きさの2つの円が、互いの中心を通るように重なった部分にできる「魚のような形」の図形です。
見た目は、目のような形、または魚(ラテン語の “piscis”)に似ていることから、この名がつけられました。
由来と歴史
「Vesica Piscis」 はラテン語で「魚の器」または「魚の膀胱」という意味。
古代から「生命のはじまりを象徴する形」とされてきました。
この形は、
・キリスト教のシンボル(魚=イエス)
・古代エジプト・ピタゴラス学派の神聖幾何学
・曼荼羅やフラワー・オブ・ライフの基本構造
などにも登場します。
象徴する意味
ベシカ・ピシスは、「二つの世界が重なり、新しいものが生まれる瞬間」を表しています。
そのため、以下のような象徴があります↓
☆創造と誕生 2つの存在(天と地、男性と女性など)が出会い、新しい生命・意識が生まれる象徴。
☆調和とバランス 相反するものが重なり、対立ではなく共存する形。陰と陽の調和。
☆つながりと目覚め 個と個が交わることで、より高い意識に目覚めるプロセス。
☆神聖な女性性 中央の細長い楕円形が「母の胎内」「生命の源」を想起させるため、女性性・創造力の象徴。
形の中に隠された意味
ベシカ・ピシスを基にすると、そこから多くの神聖幾何学的形が生まれます:
*フラワー・オブ・ライフ(生命の花)
*メタトロンキューブ
*黄金比の基礎構造
*さらには古代建築(ピラミッドや大聖堂)の設計比率にも使用
つまり、ベシカ・ピシスは「宇宙の設計図の原点」とも言える形なのです。
***現代的な意味での解釈***
現代では、ベシカ・ピシスは次のようなスピリチュアルな象徴としても使われます。
=男女・陰陽の調和 対極のものが溶け合い、完全性を生み出す。
=新しい始まり 出会い、創造、再生、誕生。
=心と魂の統合 内なる自分(意識と無意識)がひとつになる瞬間。
=女性のエネルギー 生命を生み出す神聖な器、直感、優しさ、受容性。